レーシンググローブを一年じゅう使っていた理由|寒くても手放せなかった操作感

レーシンググローブを一年じゅう使っていた理由|寒くても手放せなかった操作感

レーシンググローブを、季節を問わず一年じゅう使っていました。

冬は手が冷えて、距離を走るほど感覚が鈍くなることもありました。

それでも使い続けていたのは、スロットルを握ったときの滑りにくさと、思ったとおりに操作できる感覚が気に入りすぎていたからです。

レーシンググローブを一年じゅう使っていた理由

レーシンググローブを使い続けていた理由は、見た目が好きだったことと、スロットルを握ったときの感触が自分に合っていたことです。

冬用として作られたグローブではないので、寒い時期まで快適だったわけではありません。

それでも、別のものへ替えようとは思えませんでした。

スロットルを握っても手のひらが滑りにくかった

いちばん気に入っていたのは、手のひらにある滑り止めでした。

スロットルを握ったとき、手のひらがほとんどずれません。

滑らないように強く握り込まなくても、手元が安定しているように感じられました。

余計な力を入れなくても操作しやすく、ほんの少しスロットルを開けたいときも、自分が思ったとおりに動かせる。

この感覚がとても好きだったんです。

握りを緩めると、スロットルがするっと戻った

滑りにくいからといって、スロットルを戻しにくいわけではありませんでした。

開けるときは手のひらがしっかり支えてくれる。

それでいて戻すときは、握る力を少し緩めると、するっと簡単に戻ってくれました。

握るときは頼りになるのに、戻すときは邪魔をしない。

この動きが、自分の手の感覚とよく合っていました。

スロットル操作が思ったとおりにできることが、なんとも気持ちよかったんですよね。

着けずに乗ると手元が頼りなく感じた

レーシンググローブを着けずに乗ったこともあります。

そのときは、なんとなく手元が頼りなく感じました。

レーシンググローブを着けているときより、スロットルを握る手にも力が入っていたんです。

手のひらがずれないように、無意識に握り込んでいたのかもしれません。

レーシンググローブを着けたときの感覚が当たり前になっていたからこそ、着けなかったときに違いがはっきりわかりました。

見た目まで気に入りすぎて手放せなかった

操作感だけで使っていたわけではありません。

レーシンググローブの見た目も好きでした。

手に着けたときの形や雰囲気を含めて、気に入りすぎて手放せなかったんです。

手に着けたときの雰囲気が好きだった

レーシンググローブには、街乗り用のグローブとは少し違う雰囲気があります。

手首まで覆う形や、手の甲を守るための作りを見ると、それだけで気持ちがバイクへ向いていきました。

見た目だけでグローブを選んでいたわけではありません。

それでも、使うたびに気分が上がることは、自分にとって大事な部分でした。

スポーツバイクに合う見た目も好きだった

スポーツバイクに乗るとき、レーシンググローブの見た目がしっくりきていました。

バイクにまたがってグリップを握ったとき、レーシンググローブを着けた手元の見え方も好きでした。

装備は、機能だけで決めるものではないと思っています。

使いやすさがあって、見た目も好きで、身につけると気持ちが入る。

そこまで気に入ったものは、簡単には替えられません。

操作感と見た目の両方が好きだった

スロットルが扱いやすいだけなら、ほかにも選択肢はあったのかもしれません。

見た目だけが好きだったなら、冬は別のグローブへ替えていたかもしれません。

だけど、操作感と見た目の両方が気に入っていました。

その二つが重なっていたから、冬の寒さがあっても手放せなかったんやと思います。

冬に長距離を走ると、手の感覚が鈍くなった

一年じゅう使っていたとはいえ、冬でも快適だったわけではありません。

冷たい風の中を走り続けると、手はしっかり冷えました。

とくに長距離を走ったときは、クラッチを握る左手の感覚がだんだん変わっていきました。

寒さで手の感覚が麻痺するように感じた

冬に長距離を走ると、手が冷えて、だんだん感覚が鈍くなっていきました。

しびれるというか、寒さで手の感覚が麻痺していくような感じです。

普段より指先の感覚がぼんやりして、クラッチを握る指も、いつもより動きが鈍っていたのかもしれません。

寒いんやから当然といえば当然なんですけど、レーシンググローブの薄さを実感するのは、やっぱりこういうときでした。

クラッチを操作する左手に出た違和感

とくに気になったのは、クラッチを操作する左手です。

走り続けるほど手の感覚が鈍くなり、普段と同じように動かしているつもりでも、指の反応が少し遅れているように感じることがありました。

当時は、そのたびに細かく考えていたわけではありません。

ただ、普段と同じように動かしているつもりでも、手の感覚がいつもとは違っていました。

それでも操作感は捨てられなかった

冬は寒い。

長距離を走れば、手の感覚も鈍くなる。

それでも、別のグローブへ替えるより、レーシンググローブを使い続けていました。

あの滑りにくさと、スロットルが思ったとおりに動く感覚を捨てられなかったからです。

暖かさより操作感を優先していたと言えば、そのとおりです。

なんとも不器用な選び方やなぁと思いますが、それくらい気に入っていました。

峠でこけたとき、レーシンググローブを着けた手は無傷だった

レーシンググローブの印象がさらに強くなった出来事があります。

峠を走っているときに、こけてしまったことがありました。

そのとき、レーシンググローブを着けていた手は無傷でした。

こけたあとに手を確認した

転んだあと、レーシンググローブを外して手を確認しました。

手には傷がありませんでした。

転び方や状況によって結果は変わるので、レーシンググローブを着けていれば必ず同じようになるとは思っていません。

ただ、あのとき着けていた手が無傷だったことは、実際に経験したことです。

操作する装備から、手を守る装備へ印象が変わった

それまでは、レーシンググローブの操作感をいちばん気に入っていました。

滑りにくく、余計な力を入れずにスロットルを扱える。

見た目も好きで、着けると気持ちが入る。

こけたあとの手を見てからは、それだけではなく、手を守るための装備でもあることをあらためて感じました。

さらに手放せない存在になった

もともと、操作感と見た目を気に入りすぎて手放せませんでした。

そこへ、こけたときに手が無傷だった体験が加わりました。

私にとってレーシンググローブは、ただスロットルを握るための装備ではなくなったんです。

好きで使っていたものが、実際に手を守ってくれた。

その実感があったから、ますます手放せない存在になりました。

まとめ

レーシンググローブを一年じゅう使っていたのは、手のひらがずれにくく、スロットルを思ったとおりに操作できたからです。

握るときはしっかり支えてくれて、力を緩めればするっと戻る。

その感覚が私の手に合っていました。

見た目も気に入っていましたし、峠でこけたときには、着けていた手を守ってくれました。

冬は手の感覚が鈍くなることもありました。

それでも、この操作感は手放せません。

便利だから使っていたというより、気に入りすぎて手放せなかった。

好きな装備には、理屈だけでは説明しきれないものがあるんやなぁと思っています。